有頂天という言葉があります。
喜びが大きすぎて舞い上がること、喜びの絶頂という意味です。
例えば、
宝くじで当たった!
投資でうまく儲けることができた
事業で成功した
オーラが見えるようになった
過去や未来が見えた など。
実は、有頂天になると恐ろしいことが待っています。
有頂天になりやすい人ほど、人生転落していくという少し怖いお話です。
有頂天になることは地獄の始まり
「有頂天から始まる地獄」という言葉があります。
私は無宗教ですが、仏教ではその地獄のことを無間地獄というそうです。
無間地獄とは、大悪を犯した者が、死後絶えることのない極限の苦しみを受ける地獄。仏教でいわれている八大地獄の八番目。 (gooより引用)
その有頂天の状態から恐ろしい無間地獄に落ちるというのが仏教の考え方です。
浮かれる、有頂天になるというのは完全に我を忘れている状態です。
例えば、アフィリエイトをしていて100万以上稼げるようになったとき「自分はほかの人よりもすごい」と過剰に評価しまう。
スピリチュアルセミナーでよくあるのは、「あなたは素質があるわ」「やっぱりあなたの天命なのよ」とおだてられてその気になって「自分は選ばれた人なんだ」と特別に思う。
たまたまなのに、占いでお客さんがどっとやってきていい評価や感想を立て続けにもらったとき、自分に才能を見出し、この道一本で食べていこうと思う。
また、自己啓発本をたくさん読んで「自分は出来る人間だ」と思い込み、他人よりも自分のほうが断然賢いと思って、優越感に浸る。
有頂天になってその後に起こることは、大失敗をしたり、詐欺に遭ったり、こんなはずではなかったと苦しむはめになることです。
有頂天にならないためにできること
褒められて嬉しい、実績が出てうれしいというのは、単なる「嬉しい」という感情です。
それ以上になって気分が高揚していくと「自分を偉い、すごい、なんでもできる人間」と過信してしまうのです。
自分は出来る奴だと思うようになると
・安い仕事は引き受けない
・人の気持ちは考えない
・人を馬鹿にする
・差別的発言さえでてくることがある
・心に隙ができて詐欺に遭いやすくなる
・威張る
・自分が詐欺を働くことがある
知り合いのモデルの子は、ミスジャパンの代表にも選ばれたことがあって、その後色々お仕事をもらっていたみたいです。
ですが、ある日現場で、売れっ子となったそのモデル子はすごく偉そうな態度をとって、カメラマンやスポンサーを不快な気持ちにさせて、問題を起こしたそうです。
それ以来、仕事が全く来なくなってモデルをやめてしまったと聞きました。
業界が狭い分、偉そうな態度を一度でもとってしまうと二度と仕事がもらえませんし、モデル事務所を変えても既に噂が伝わっているので居場所がありません。
こういう例もよくあるのです。
ですから、どんなにスキルが人よりも勝っていても、仕事がバリバリできても、褒められても、人というのは謙虚さを持つことがとても大事です。
また、自己啓発本は読んだら自分もなんだか成功しそう、いい人間になれそうだと錯覚しますが、実は作者の偏った考えがあり、読み手に間違った自信を持たせやすいので読むべきではありません。
いつも地に足がついている状態だと、自分を見失うことなく、正しく判断もできるので、それを常日ごろから意識していきたいですね。
有頂天になってたなという時も思い出して、もう二度とそんな風にならないようにしようと反省すればいいと思います。
繰り返しになりますが、有頂天になってしまうと、運が降下していき、ドボン人生が待っていますのでお気をつけください。
神様から好かれる人というのも聞きましたので参考にしてみてください。