ご相談を頂きました。
私には20代の息子がいますが、仕事に対して自信がなかなか持てず、気持ちが沈みがちです。これまでも二週間ほどで、プレッシャーを感じたり、通勤の人混みが苦手などでやめてしまいました。
現在は私の働くショップでバイトをさせてもらっていますが、接客業への苦手意識から自分にはむいていない、少しの失敗で自分を追い込んでしまうことがあります。
私たち夫婦はどう接したらいいのか、わからず精神的に参っています…
という内容です。
誰でも仕事で失敗したり、ミスすると上司や同僚に嫌われたり怒られるのではないかと心配になりますから、自信がなくなるという息子さんの気持ちは本当によくわかります。
ですが、失敗を恐れていては何事も消極的になってしまい、どんな仕事に就いてもすぐに辞めてしまいたいと思うようになります。
仕事のミスするのが怖いという気持ちをどう克服すればいいのかわからないという人も多くいると思いますので、その克服法をシェアしたいと思います。
仕事で失敗したりミスするのが怖い、自分の失敗を許せない人の特徴
仕事で失敗するのを心配したり気にするのは普通のことだと思いますが、それに過度に反応してしまう人もいます。
幼いときから完璧であることを親から求められて育てられた
ご本人がありのままの自分を受け入れることができない、人と比べて劣等感を持つというのは、親からの子育てによる影響が大きいですね。
英才教育的なことをさせられて、自分らしさを持てないまま大人になってしまった…
そのため、マイナス思考を持ちやすく、少しのことでも怒られるのが怖いと思ったり、極度に落ち込んだりします。
自閉症など発達障害がある
発達障害がある人は、こだわりが強いです。
そのため、ゲームなどでも勝ち負けにこだわったり、苦手意識を少しでも持つと絶対に取り組もうとしない、特徴があります。
こだわりが強くなるということは、失敗することが怖いから。
いつも不安が強く自分自身を守るための防御機能が働くから失敗が許せないのです。
仕事で失敗ばかりする人は辞めるべきか
仕事で失敗ばかりを繰り返してしまうと、自分にはこの業務は向いていない、才能がないと落ち込んでしまい、辞めたいと思うでしょう。
ですが、その前になぜ失敗するのか自分なりに分析したり、悪かったところを反省するることが大切なのです。
今回の相談者様の息子さんをみてみますと、その度の原因追及や反省が出来てないようで、そのことをお伝えしましたら、
とおっしゃられていました。
仕事を始めたばかりは理解したことを自分の中に落とし込むのに時間がかかります。
ですから、失敗してしまうのは当然ですが、自分には能力がない、向いてないと嘆くのではなくそこから学ぶ努力をしなければ前に進めませんし、次の仕事を探したとしても同じような状況に陥るでしょう。
原因分析と反省を意識してやるだけで、失敗する回数も減っていくはずです。
完璧であることは誰のため?を考える
完璧が当たり前な人は、100%にできなかった自分を責め立て、酷く落ち込みます。
完璧に物事をこなそうとすることはデメリットがあって、視野が狭くなって次の仕事が覚えられなくなったり、考えられなくなるのです。
それは結局、「仕事が出来ない自分」を作り出してしまい、自分を苦しめてしまうというわけ。
逆に、完璧を考えない人は失敗しても苦しくないですし、仕事の進み方も早いです。
ですから、完璧であることは一体誰のため、何のため?と考えると、意味がないことに気づくのではないかと思います。
もし、それが上司のため、会社のためという答えを出すなら、これからも「完璧」という縛りに悩まされ、苦しい思いをするでしょう。
会社で働くのは、自分自身のためです。
会社に迷惑をかけないようにとか、上司の機嫌を損ねないようにという目的がいつの間にかメインになっているなら、働くことすら向いてないかもしれません。
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仕事での失敗を気にしなくなる克服法・立ち直り方
仕事で失敗することはダメ人間ではないのです。
むしろ、ミスを誰かのせいにする、ミスを隠す、熟知しているふりをすることが愚かなのです。
慣れないうちは失敗するのは人間だから当たり前であって、それは成長の糧になるものだと理解することです。
仕事で失敗したときに比べるのは他人ではなく過去の自分
周りの人ができるから劣等感を持つのではなく、比べるのは過去の自分、昨日や先週の自分です。
職場の人たちは先輩でできてあたり前ですから比べる対象にならないのです。
昨日の失敗から学んだことを今日活せたなら、ひとつ立派な成長です。
ジャンプして早くほかの人に追いつこうとか、褒められたいとか欲を出すのはナンセンス。
自分のペースで昨日より成長していければオーライだと思いませんか?
失敗を誰かに話すことはちっとも恥ずかしいことではない
失敗したら自分自身、恥ずかしく、情けなく思うでしょう。
だからといって、誰にも言わないで一人で抱え込むと、心のキャパが飽和して精神的な病気を引き起こしたりもします。
ですから、失敗したことを必ずそれを信頼できる誰かに話すことも大切です。
思いをシェアすることで、癒しの言葉をかけられるかもしれませんし、失敗は自分だけでなく誰にでもあるとわかるので安心できるのです。
その安心感が、失敗しても大丈夫という心を育ててくれるのですよ。
今のうちに失敗してよかったと前向きに思う
失敗を悔やむのではなく、今のうちに失敗しておいてよかったと有難く思うことです。
だって、半年後、1年後に初歩的なミスをして恥ずかしい思いをするより、早い段階でミスするほうがいいに決まっているじゃないですか。
「明日気を付けるために今日の失敗があった。ありがとう。」と思うことが大切なのです。
失敗で挫折感や自分への怒りを持ったところで、ネガティブなことしか引き寄せません。
そんなの損するじゃないですか。
失敗は恥ずかしいこと、無能なことではなく、100%自分の成長の糧になることなのですよ!
ありがたいですよね^^
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